入れ歯とは
入れ歯とは、失った歯の部分を補う、取り外し式の義歯です。
入れ歯の歯はセラミックまたはプラスチックで出来ており、本物の歯茎のように見えるように加工されたアクリル樹脂の土台で支えられています。
入れ歯を装着することで、歯を失ってしまった人も安心して食べ物が食べられるようになる、思いっきり笑えるようになるなど、入れ歯は日常生活にたくさんの良い効果をもたらします。
総入れ歯とは
すべての歯が失われた場合に用いる入れ歯で、吸盤のように口の中で密着させます。不快感や違和感があるというイメージをお持ちの方もいらっしゃいますが、昨今は精巧な作りのものが多くそういったお悩みもかなり軽減されており、食事も以前よりは楽しんで頂けるようになってきました。
部分入れ歯とは
部分的に歯を失ってしまった場合に装着する入れ歯です。周囲の歯に金属のバネをかけて入れ歯を固定して咬めるようにします。
当院の入れ歯治療の特徴
入れ歯をせっかく作成しても、入れ歯が合わない、痛い、といったお悩みをお持ちの方は数多くいらっしゃいます。当院では、しっかりと失った歯の代わりとして機能する入れ歯を患者さんに提供するため、下記の点を満たす入れ歯治療を心がけております。
- 安心してもの咬めるようにする
- 付けている際の不快感、痛みの軽減
- 見た目が自然にする
入れ歯の作成後も数か月に1度は当院にご来院いただき、その都度入れ歯のメンテナンスをしていきます。
当院で取り扱っている入れ歯の種類について
保険義歯
- メリット
- 保険治療の範囲内であるため安価。壊れた際にも安価で修理できる。
- デメリット
- われやすい傾向。金属のバネが目立ち、床が分厚いため食べ物の温度を感じにくい。
- 適用
- 総入れ歯、部分入れ歯
- 費用
- 保険適用1割で2,000~3000円、2割で4,000~5,000円、3割で7,000~8,000円
ノンクラスプデンチャー
- メリット
- 金属製のバネを使用しないため、残っている周囲の歯にかかる負担も少なく、また、周囲の人に入れ歯だと気づかれにくいという利点があります。また、食べ物の温度も感じやすいです。
- デメリット
- 修理費用が保険治療より高くなります。また、総入れ歯には適用が出来ません。
- 適用
- 部分入れ歯
金属床義歯
- メリット
- 入れ歯の土台になる部分を金属製にすることで、より薄く、良質な装着感が得られる入れ歯です。外れにくく、しっかりと物を噛める点がメリット。冷たさや温かさなど、食べ物の温度をきちんと感じられるため、料理のおいしさが伝わりやすくなります。
- デメリット
- 自費治療になるので費用が高くなります。また、金属アレルギーのリスクはあります。
- 適用
- 総入れ歯
保険の入れ歯と自費の入れ歯について
保険による入れ歯と自費による入れ歯では、作成にかける時間と素材の差が、費用の差につながっています。
保険治療の場合、1回で型を取りかみ合わせを確認し、入れ歯を作成しますが、自費治療の場合は何度も確認したうえで、最も口に合う形の入れ歯を作成します。
また、素材も自費治療の場合は、温度を感じやすかったり、装着時により違和感のない素材を選ぶことが出来ます。
しかし、当院では自費治療をむりにおすすめすることはなく、患者さんのご予算とご希望に最も合うご提案をさせて頂きますので、是非安心してご相談くださいませ。